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2007-07-26 Thu 04:05

直木賞候補 北村薫『玻璃の天』

直木賞候補 北村薫『玻璃の天』 文藝春秋
ISBN:978-4163258300

玻璃の天 玻璃の天
北村 薫 (2007/04)
文藝春秋

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直木賞候補で、もっとも受賞に近いと言われていた作品。
文春から出ていることもあるんだろうけど。
結構期待して読みました。


時代は昭和の一桁、主人公は女子学習院に通う15歳。


文学・音楽好きには、ピンとくるキーワード多数。


筝曲『八重衣』とか、
マレーネ・ディートリッヒの映画&ピアノ演奏とか、
『漢書』の「善く敗るる者は滅びず」のフレーズ、
江戸川乱歩の小説、
ウェブスターの『あしながおじさん』、
伊勢物語、などなど・・・。


これらの要素と、登場人物の魅力で読ませる作品だとは思います。


でも・・・正直な感想。
昭和一桁の設定で、戦後デモクラシー的価値観を語るのはビミョウ。
純粋に小説としては主張の部分が余計だし、
思想的にはちょっと物足りず、もったいないかも。

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Theme:文学・小説

Genre:小説・文学

2007-07-23 Mon 00:50

直木賞受賞作『吉原手引草』

『吉原手引草』
松井今朝子・著 幻冬舎

ISBN:978-4344012950

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yoshiwaratebikigusa



2007年7月17日、直木賞に選ばれたばかりの本です

読み始めはちょっと吉原についての説明が多い印象。
途中はどこかで聞いたようなお江戸の艶話など交えつつ。

吉原の花魁言葉に毒されつつ
葛城の魅力に毒されつつ
(平様にも惚れながら)
読み進めるうちにだんだんと花魁葛城の失踪の謎が解けてきて、
後半「あぁ、なんとなく見えたわ」と思うのですが・・・

最後に、全て覆されます。
心地よい裏切り。

絶対に、最後のページを先に読んじゃダメですよ!!!

そして、ぜひ、全部わかってしまったあとにもう一度読む醍醐味も味わってくださいね。

著者の松井今朝子さんは、数年前にも直木賞候補になっていたようです。
53歳だそうです。
美しいかたですね。
新人作家さんの多かった今年の候補者の中で、ひときわ輝いて見えます。
時代小説の上手さは、年齢に比例するものではないかもしれないけれど、
時代背景と状況にふさわしい言葉だけが純粋に使われていて
考え抜かれていて、なおかつ自然で芳醇。
決して派手ではないし万人受けでもないのだろうけれど、
さすが受賞作、と納得しました。

内容とは関係ないのですが、
朱塗りの衣紋掛けに着物を打ち掛けたような装丁も凝っています。
紙の質感、手触りに遊びがある感じ。

ご本人のページもご覧になってください♪
↓↓↓
http://www.kesako.jp/

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