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2007-08-21 Tue 23:57

白洲正子『能の物語』

白洲正子『能の物語』講談社文芸文庫
ISBN:406-1963295
能の物語 (講談社文芸文庫)
(1995/07)
Amazonで詳細を見る



お能の物語が短編集としてまとめられています。
風雅で美しい文体です。
お能の登場人物は、伊勢物語や平家物語に描かれている人々で、
平安の都や島流しの鄙びた土地などで幽玄な物語が紡ぎ出されます。

白拍子が舞い、弁慶が戦に敗れて落ち延び、在原業平の恋人が昔を語る。
木花咲邪姫の申し子が人買い舟に乗るお話もあります。
ただの古典の物語と違っているのは、その登場人物たちが
思い残したことを伝えに後世に現れること。
昔語りをして、供養を受け成仏して幕引きとなります。
時代を隔てて語る、遠い昔の魂。

現世と浄土の往来があるのです。

お能の本質を「つかみどころのない、透明な、まるいもの」と表現した白洲正子さん。
この優美でありながら無駄のない文章を、30歳のときに執筆されたと知ったとき、
本当に驚きました。
古典を基に現代の小説にしたものは数多く読んでいますが、豊かさや完成度といった点では
与謝野晶子さんの源氏物語にも匹敵するのではないかと思います。

お能の舞台は音楽と演劇と舞踊の融合。

日々の喧騒から解き放たれて舞台を堪能できるのが待ちどおしい今日この頃。

2007年9月28日(金)19:00~能「土蜘蛛」、狂言「六地蔵」
2007年9月29日(土)15:00~能「道成寺」、狂言「鐘の音」
札幌メディアパークスピカにて。

出演:野村萬斎、石田幸雄、観世喜之、観世喜正、森常好ほか
詳細はこちら


スピカは近々取り壊されるらしいですね。
札幌にお能のブームを起こした&いままでスピカを運営されていたSTVの事業部の方に感謝
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Theme:文学・小説

Genre:小説・文学

Comment

ひょっとしてこのお方はオイラの尊敬する

白洲次郎氏の奥方では?

正に理想のカップルですね( ̄ー ̄)

>yasuさん

そうなんですよー。

伯爵家の末裔。

文章にも品格が漂い、うっとりe-419

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