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2007-09-18 Tue 23:02

内田百『恋日記』

恋日記 (中公文庫)恋日記 (中公文庫)
(2007/07)
内田 百〓

商品詳細を見る



これは日記風文学じゃなく本物の日記。

十七歳で初恋。
その相手を想い続けて6年。
結婚までの恋日記です。

彼女がいたとかこっちを向いたとか、
話しかけてくれたとか、
くれなかったとかで
一喜一憂。

内田百といえば精密で繊細な『サラサーテの盤』の印象が強いけれど
十代の恋日記は、ごく平凡な男の子。

スイートで切ない純文学を期待して読んだのに
なんだか覗き見気分(笑)

だけど、想定外のところで、ズキンときた。

それは巻末の、娘さんたちによる『父・内田百』についての手記

何年も恋日記を綴りお嫁にもらった清さんとの暮らしは
夢物語のようではなかったようです。
本当に欲しいものを手に入れたはずなのに
人生ってこんな風になっちゃうこと、あるのね。
ここに出てくる人物の誰もがすこしずつ抑圧されていて、
同時にすこしずつ満たされていて
アイロンでのばしたいくらい屈折したバランスで成り立ってる。

明治生まれの男性の寡黙さをなんとなく感じつつ、
ここに西洋風のストレートな愛情表現があったなら
日々の幸せは大きかったかもしれないと思った。
「言わなくても分かってくれ」ってことだとしても。


教訓。

愛してる人には日々、愛してるって言い続けましょう


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Theme:恋愛小説

Genre:小説・文学

Comment

トラックバックありがとうございます。

僕も今、感想を書いています。
僕は、福武書店の「恋文・恋日記」という本で読んでいるのですが、「恋文」のほうは日記以上にもっと読み応えがありますよ。
たぶん文庫版でも続刊が出るのではないでしょうか?
伊藤美野さんの「父・内田百」は、感動しますねぇ。。。。
清子婦人に涙。。。。

教訓!(笑)

明日よろしくー

>夕螺さん
福武文庫でも出ているのですか?
岡山だから地元ですものね。。。
ぜひ「恋文」も読んでみようと思います。

>pushmanさん
先日はスミマセンv-356
またの機会がありましたらよろしくお願いいたします。

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